特長
プロパティ
GPIO
サイズ
マニュアル
仕様
開発例
Q&A
  • CMOSボードカメラ
  • USB3.0グローバルシャッターカメラ(近赤外線対応)

    動体へのAI/画像処理の精度を向上するカメラです。

    高フレームレート、グローバルシャッターにより、動いている対象であっても歪みなく捉えることができます。
    顔認証や骨格解析といったAI系の認識処理や検査用途の画像処理などの精度向上に大きく貢献します。
    オプションでレンズの交換や高輝度LEDを搭載することも可能です。

     

     

    型番:GZ303 モノクロ近赤外線

    オープン価格

     

最大解像度230万画素(1920x1200)

グローバルシャッター

最大120fps

外部トリガーによる撮影が可能

GPOUTやストロボ信号を使うことができます。

RoHS対応

カメラプロパティ設定用ライブラリ付属

サンプル画像

デモ

オプション

  • レンズを交換したいお客様へ

    M12マウントレンズ
    M12マウントレンズ

    各レンズ(M12マウント サイズ:M12×P0.5)

    定価(税込) ¥3,850~

  • 特定波長のみで撮像したいお客様へ

    フィルター

    各種フィルター(バンドパス)

    定価(税込) ¥16,500

    ※上記価格はフィルターのみのものです。

    ※フィルターのみの販売は行っておりません。カメラご注文時に一緒にご購入ください

  • 近赤外線の照明が欲しいお客様へ

    CMOSボードカメラ(VGA)LED

    近赤外線LED照明付き

    型番:GZ303NIR890LED 近赤外線

    オープン価格

    照明のみの販売は行っておりません。

  • 技術的なサポートが欲しいお客様へ

    サポート

     

    技術サポート(1ヶ月)

    型番:GZ303_Support

    定価(税込) ¥110,000

    サポートはメールもしくは電話による対応になります。

8chカメラ切換

8ch

 

GZ303は最大8台までカメラを接続し、切換で画像を入力することができます。

 

チャネル番号書換
  • 「WriteChannelNo」ダイアログ
  •  付属の「WriteChannelNo.exe」を実行することでチャネル番号を書き換えることができます。

     ※出荷時のチャネル番号は1になっています。

ユーザーデータの書き込み

ユーザーデータ

 

ユーザーデータとは、ユーザーが任意に設定できる32Byteのデータです。ユーザーで作成したアプリのキー認証などで使うことができます。

 

ユーザーデータ
  • 「WriteChannelNo」ダイアログ
  •  付属の「WriteChannelNo.exe」を実行することでユーザーデータを書き込むことができます。

     ※出荷時は何も書かれておりません。

プロパティ

    GZ320では下記プロパティをユーザーで調節・設定することができます。

     

  • GainSetupGain Setup」ダイアログ
  •  付属の「GainSetup」を実行することで露光やゲインの調節ができます。

プロパティ

1.デバイス番号:デバイスの切り替えができます。

2.イメージコントロール:輝度(Brightness)、彩度(Saturation)、鮮明度(Sharpness)、ガンマ値(Gamma)、明暗差(Contrast)、デノイズ(Denoise)

※輝度(Brightness)は、露光時間がAutoのときのみ有効です。

 

3.ホワイトバランス:Auto/Wb Adjust/WhitePointX / Y / Color Temperature

 

4.露光:露光時間(ShutterSpeed)およびゲインを設定できます。

 露光時間:Auto/Manual(16μsec〜49.15msec)

 アナログゲイン:16〜768

 AE Target:768~1600

 

5.トリガー:トリガー(Trigger)設定を変更できます。

 No:トリガーなし。

 HW:ハードウェアトリガーで制御できます。

 

6.共通フレームレート ( Fps common ) を設定できます。

 Fps commonチェック時に共通フレームレートが有効になります。

※PCのスペックによっては、最大フレームレートまで到達しない場合があります。

 

7.Delay:ストロボ信号の出力タイミングを調整できます。

 Delay:-425.88usec~425.88usec

 

8.イメージモード:

 LED(オプション)のON/OFF、画像の上下反転(Flip)、左右反転(Mirror)、白黒表示(Mono)ができます。

 

9.Strobe:ストロボ信号を制御します。

  Enableを操作した時のストロボ信号の状態は以下の通りです。

ストロボ

 

10.Save:設定値をカメラに保存します。

 保存を行うと、再起動や他のPCへ接続した際にも同じパラメータで使うことができます。

11.Default:全ての値を初期状態に戻します。

12.GPIO:GPIOダイアログを起動します。

13.PWM:PWM(Pulse Width Modulation)ダイアログを起動します。

14.Clear:横の表示メッセージを消去します。

 

GPIO

GPIO

LED用信号やGPIO3をご使用される場合には、下記のピン配置をご参考にしてください。

 

J1 外部トリガー入力用

PinNo. 信号名 I/O 備考
1 EXT_TRG_IN Input

1.8V信号、5Vトレラント

※外部トリガーモードのときのみ有効

2 GND    

 

J2 LED電源・LEDコントロール、GPOUT用

PinNo. 信号名 I/O 備考
1 EXT_3.3V   3.3V 電源
2 EXT_5V   5V LED 電源
3 GPOUT1 Output GPOUT用の3.3V信号。センサーのSHUTTER信号とGPOUT1を切り替えることができます。
4 GPOUT2 Output GPOUT用の3.3V信号。センサーのSTROBE信号とGPOUT2を切り替えることができます。
5 GND    

 

J3 LEDコントロール、GPOUT用

PinNo. 信号名 I/O 備考
1 GPOUT3 Output GPOUT用の3.3V信号。PWM信号とGPOUT3を切り替えることができます。
2 GPOUT4 Output GPOUT用の3.3V信号。PWM信号とGPOUT4を切り替えることができます。
3 GPOUT5 Output GPOUT用の3.3V信号。
4 GPOUT6 Output GPOUT用の3.3V信号。
5 GND    

 

外形イメージ

外形

センサー 1/2.6inch
解像度 1920(H) x 1200(V)
ピクセルサイズ 3.0μm x 3.0μm
画像サイズおよび
フレームレート
1920 x 1200      最大115fps
1920 x 1080       最大115fps
1600 x 1200      最大115fps
1280 x 720      最大120fps
640 x 480       最大120fps
Color Filter Array モノクロ
シャッタータイプ グローバルシャッター
走査方式 プログレッシブ
ダイナミックレンジ 71.4dB
撮影距離 30mm〜∞ (レンズM6010使用時)
画角 D 59° H 51.3° V 33.4° (レンズM6010使用時)
画像出力フォーマット MJPEG
出力 USB3.0 アイソクロナス転送
カメラ基板サイズ 32mm x 32mm
電源 USBバスパワーにより供給
消費電流(電力) 290mA (1450mW)
動作温度 0℃〜50℃
質量 約25g
適応OS Windows 10,11, Linux※
※GainSetupによる制御は、Linuxではサポートしておりませんので、ご了承ください。
※Linuxおよび組込みOSにおける動作サポートには、高度な技術サポートが必要なため、ご相談の上で有償で対応いたします。(目安として10万円〜)
対応ケーブル USB3.0 microB USBケーブル

量子効率

応用開発例

プロジェクションマッピングによる静脈注射の補助

近赤外線カメラの特長の1つとして、静脈が浮き出た画像を撮ることができます。

 

デモ

近赤外線は血液中の還元ヘモグロビンに強く吸収されるため、静脈が黒く映ります。

 

プロジェクションマッピング技術と組み合わせて、腕に投影してみてはどうだろう?

静脈注射を行うときの補助にならないだろうか?

血管が見えにくい女性や子供に注射を打つときに特に有効ではないだろうか?

 

静脈注射 静脈注射

 

 

近赤外線カメラ、RaspberryPi、小型プロジェクターによる簡単構成。

近赤外線カメラで撮像した静脈の画像を強調処理し、 それをプロジェクターで皮膚の上に投影。

 

 

 

本題材で「トランジスタ技術 2016年12月号」の記事を執筆しました。

「コンピュータ画像処理で血管も丸見え! Appendix 4 第7実験室 Piカメラで体内透視! 近赤外光レントゲン・プロジェクタ」
 著者:大滝 雄一郎

工場内の無人搬送車

最新の工場では、「人による搬送」から「ロボットによる搬送」に移行しています。ただ、人と違い、ロボットには搬送経路の指示が必要なため、ルート指示は磁気テープやビニールテープなどで行っています。弊社のMCM-303NIRは、後者のビニールテープを認識する目として採用されています。

 

近赤外線カメラ、RaspberryPi、モーターを組み合わせて簡単・低価格に構成。

近赤外線カメラで撮像したビニールテープを画像処理で認識し、ビニールテープ上を走っていく無人搬送車。

画像処理およびモーターコントロールをRaspberryPiで行うことで、簡単・低価格で実現できないだろうか?

 

眼振記録システム

弊社のMCM-4304NIRのお客様 (黒田耳鼻咽喉科医院 院長:黒田 建彰 様)において、眼振記録システムの開発例があります。

ジャイロ・加速度センサーと組み合わせることで、眼振および頭位をリアルタイムに記録します。

 

eye

視運動性眼振検査システムを開発しました。

まつしま耳鼻咽喉科耳鳴・めまいクリニック 院長:松島 純一 様からのご依頼で、眼振検査システムの開発しました。

 

指標を見ているときの眼振を記録。

VRゴーグルに弊社の近赤外線カメラと5.5inchディスプレイを組込みました。患者様は左目で指標を眺め、その際の右眼の眼振をカメラがリアルタイムに記録します。

 

CMOSボードカメラ

 

ステレオビジョン

MCM-4304を用いた開発例の一例としてステレオビジョンを紹介いたします。なお、ステレオビジョンアプリケーション、および、その開発サポートはMCM-4304に付属いたしません。

 

 

ステレオビジョンとは?

 

通常、人間は2つの眼で物体を見ており、左右の眼で見える画像のズレによって物体との距離を判断しています。ステレオビジョンでは、これと同じことを2台のカメラ(眼)とPC(脳)で行います。

 

ステレオビジョンのおおまかな手順は以下の通りです。

1.外部トリガーを用いて同期させた2台のカメラで撮像対象物を撮像する。

2.同タイミングで撮像した2枚の画像をPC側へ送る。

3.PC側アプリケーションで2枚の画像における対応点を求め、距離画像や立体画像を構築する。


4ch

 

 

ステレオビジョン 概要  ステレオビジョンステレオビジョン画像処理技術の実用化研究

 

 

ステレオビジョン実行例

 

※ムービーは画像入力ボード MV-39およびMV-40によるステレオビジョンです。

Q&A

フォーカス(ピント)の調節はどのように行えますか?

フォーカスの調節は、レンズの繰り出し量によって調節が可能です。レンズの繰り出し量を大きくすれば、より近くの物に対してフォーカスが合います。逆にレンズの繰り出し量を小さくすれば、より遠くの物に対してフォーカスが合います。

カメラの固定はどのように行えますか?

カメラの四隅に取り付け用のネジ穴(φ2mm)を用意しております。

詳しい寸法は外形イメージの項目を参照してください。

なお、カメラ基板の背面にはUSBコネクタ等の部品が実装されております。カメラを固定される際には、カメラ基板後方に最低10mmの間隔を開けてお取り付けください。

2台同時入力は可能ですか?(複数台同時入力は可能ですか?)

使用するPCによって可能です。例えば、USB3.0ホストコントローラーが2つ搭載されているPCでは、2台同時に入力することができます。

※理論的には、搭載されているUSB3.0ホストコントローラーの数と同じ台数のカメラで同時入力を行うことができます。

指定のUSBケーブルはありますか?

USB3.0 microB USBケーブルをお使いください。なお、USB3.0規格におけるケーブル長は3mまでです。

延長ケーブルおよびハブを使用した場合の動作につきましては、保証をいたしかねますのでご注意ください。

 

※以下は情報提供のみで、動作を保証するものではありません。

社内実験で下記のアクティブリピーターケーブルを用いて、最大8mまで延長して画像入力することを確認いたしました。

アクティブリピーターケーブル アクティブリピーターケーブル アクティブリピーターケーブル

型番:KB-USB-R303

サンワサプライ

自社製品に組み込みたいのですが、開発のサポートは可能ですか?

有償で対応いたします。オプションの技術サポートをご購入ください。

サポートの内容は、MicrosoftのMediaFoundationやDirectShow、OpenCVなどによる画像入力方法のアドバイスやカメラライブラリの挙動のご説明などです。

※サポートはメールもしくは電話による対応になります。技術スタッフの訪問によるサポートは行っておりません。

※記載内容は改良のため予告なしに変更する場合があります。

※CMOSセンサーの特性上、数画素の欠陥は避けられません。デモ機でのご確認の上、お使いください。

※本製品は全てのPCでの動作を保障するものではありません。デモ機でのご確認の上、お使いください。

※本製品のサポートは日本国内に限ります。